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プロフィール
野村たかよ
野村たかよ
在日韓国人3世として、社会問題に関心がわいてから
NPO団体、コミュニティ活動に関わって約7年。
IT企業に関わって約4年。
次は、暮らしを豊かにする「ニュースポーツ」の企画運営をしてます。
「自然と地域」を繋ぐ、ニューなコミュニケーションを生みたいと思います。

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Posted by naturum at

2009年06月03日

漁師とウミガメ

 

  5月17、18日と高知県の室戸にいきました。

  それは、 【日本ウミガメ協議会】
  地元の【漁師のNPO】
  に入っている方との【理事会】があるということで参加させていただきました。

  
  漁師のNPO
というのは、地元で漁師をしている人達が漁をするのに使用している定置網に
  ウミガメが入り込んでしまったのを救出してもらったり、その他、色々な活動を一緒にしている団体です。
  
  


  もちろん、この網にはウミガメ以外に色々な生き物が入ってくるわけで
  別に、ウミガメをとるために仕掛けたものじゃないですよ。念のため。
 
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  私は、室戸の漁師とお会いするのが2回目ですが、やっぱりちょっと緊張しますね(笑)
  
  まあ、私はウミガメ協議会のものではないので、本当の理事会は参加してません。
  で、その後の勉強会に参加しました。

  
  お酒や食事をつまみながら・・・・

  勉強会では、 黒潮生物研究所の研究員 田中さんから
  【海藻】の調査報告を聞きました。

  その調査報告は、 「高知県沿岸のホンダワラ類、昆布類で構想される藻場の分布と種組成を明らかにする」 
  
というもの。高知大学とも連携して活動しているそうです。

  藻場は魚や貝類やプランクトンにとっても、とても重要な役割をもっている存在である。
  その藻場がなくなるということは、漁師にとっても、もちろん、魚を食べる
  【人間】にとっても危険な状態となる。


  もちろん、海藻を食べるウミガメにとってもすごく危険なこと・・・。



  


  そのため、田中さんは海藻の研究を続けています。

  すんごく、面白い研究内容だったんですが・・・・・・・
  一度聞いただけでは、説明しきれないので・・・・・・

  コチラを見てくださいー!


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  でも、その座談会で何が一番よかったかというと・・・・

  海藻が少なくなっていることや、海水温度などの詳細を説明すると・・・
  生まれたときから海の側で育ち。漁師を営むおじさん達が・・・・
 
  
  「いやいや、わたしらが小さい頃はもっとあったで!こんなもんちゃうで」 
  「魚が少なくなっとる。これは、今後どうしたらええんや」 


  もう出てくるわ、出てくるわ。質問や意見が飛び交ってました。

 正直、たぶん、失礼ですが、年齢だって若いとは言えないんですが
    都会の人達より、全然明るくて元気です。

  

 私は、しばらくその場でみんなの話を聞いていましたが
   全然ついていけません。。。(笑)

  ほんと、自然の変化について話をする思考や要素が自分に少ないし
  この土地の現状も過去も知らないからです。

  でも、すごく勉強になりました。

  それに、NPOや漁師や研究所という各場所の人達が繋がるネットワークをもっていて
  お互いの役割や立場をどう考えていくべきかを真剣に考える場所なんて
  そう簡単につくれるものでは、、、ありません。



  でも、なんでこうなったのか。。漁師さんと話をしてみました。

  その話の中で「仕事にしている環境での問題が増えてきたから」だと感じました。

  それを解決していけるのは、自分達だけではどうにもならないことに心から気づき
  生きるために資源を保つ必要性の方が高いと判断したんじゃないでしょうか。



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  NPOや研究者の役割というのは、ここで発揮されるんだと思います。
  
  これって、まだまだ日本ではできていない部分。

  だから、応援したいです。   こんな関係を気づいている人達を。




  怪我したカメさん↓ 赤チン塗ってます。

  



    


Posted by 野村たかよ at 11:59Comments(2)