2009年10月12日
見えない言葉

◎朗読者
今、この本を読んでいます。
小説は、コヨーテ以外読んでなかったけど(笑)
これは、映画『愛を読むひと』の原作になっている本です。
本当は、この映画をみたいなあ。と思っていたんだけど。本を買ってみました。
アウシュヴィッツ関連のお話でもあり
強制収容所の看守を裁く裁判 (アイヒマン裁判(1961)実際に、関わった女性の物語です。
◎裁くこと
とても難しいことだと思います。
しかも、アウシュヴィッツでの出来事。命令に従わなければ、自分さえ殺されてしまう様な場所。
それは、約64年前の出来事。
朗読者の主人公となる女性は、文字が読めないし書けない。
そんな教育を受けていない。
しかし、裁判でうまく話をしなければいけない。
そんな立場なのに、自分が文字が読めないとは誰にも言わない。というプライド。
そんな彼女を、誰が助けられるのだろうか。
◎足りないと思う
「言葉だけで人を判断できない。その人がもつ空気というのもある。」
そんな事を、サーフィンを愛する岡本師匠?に言われた。
それは、とても新鮮で私に足りないことだと思った。
生物や自然を考える人も言っていた。
「どうして、私達の生活範囲と同じ様に「自然」を考えるのだろうか。」
そんな感覚をもつ人が少なくなった世の中だからこそ
情報が飛び交う【八ツ場ダム】の問題を注意して、考えていきたい。